どうも、椎名です!
子どもの発達2回目のお話は「ハイハイ」についてです。前回のブログの内容を知っていると今回の話がわかりやすくなるので、ぜひ、前回のブログをお読みください!
赤ちゃんはハイハイから立ち上がって、歩けるようになっていくのですが、このハイハイが歩くまでの過程でとても大切な動作になります。
ハイハイはだいたい生後8か月くらいからできるようになりますが、個人差がありますのでできるのが遅くても心配はいりませんよ!
ハイハイはいつできるようになったかではなく、どれだけハイハイをしたかが大切になります!
ハイハイが大切な理由を簡単にまとめたのでご覧ください!
①筋力の発達
ハイハイによる左右非対称の動作が骨盤や背骨を支える筋肉の発達を促進し、股関節や肩周りの筋肉を使いながら移動する為、筋力や関節の機能を学習させていきます。十分にハイハイができなかった子は将来的にバランス感覚が悪くなったり、転倒した時に手が出ずに顔から転んでしまうことがあります。
②バランス能力
ハイハイをすることで、バランス感覚や動作の協調性をコントロールし、運動神経の向上やそれを司る脳への刺激が入り発達を促進します。
③神経発達
手や足の感覚はとても繊細です。ハイハイにより、掌や足で地面の感覚を感じたり、色々なもの触ったりとすることで手や足の感覚の発達を促進します。
④視覚感覚
物との距離感や物の大きさを把握することで視覚の発達を促進します。自分と物との距離をハイハイしながら感覚をつかみます。
などなど他にもありますが大切なところだけ書かせて頂きました!こんなにもハイハイから学ぶことがたくさんあります!
しかし、、、ハイハイをあまりしないで早く立つとどうなるか?
体幹力やバランス力があまり発達しないために、姿勢の問題や運動神経にまで影響を及ぼしてしまいます。
最近は子供の浮き指が問題視されていますが、浮き指の原因は体幹力が弱いために姿勢が崩れてしまったためだと言われています。
余談ですが、最近はアスリートの世界でもハイハイの動作を取り入れたトレーニングもやったりします!身体の動作の協調性を出す目的などがあるそうです!
最後に、最近は「早く立てたほうが良い」という親御さんが増えています。しかし、早く立てて歩けるようになったからといってすごいことはまったくありません。好きなだけ赤ちゃんにはハイハイをさせてください!
あとは歩行に必要な筋力、バランスがつくまではできるだけ広い空間でつかまり立ちをあまりさせないようにしましょう。
次回予告
「歩行器のこと」
では、また!
椎名
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