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子供の発達④〜歩けるようになるまで〜

今回はついに歩行までを紹介します!


発達シリーズのブログをまだ見ていない方はこちらから読んでくださいね。


ではさっそく、本題の「歩けるようになるまで」のお話にいってみましょう!!


10ヶ月

この時期になると四つ這い移動ができるようになるため、動き回る事が多く長く座っていることは少ないようです。


立位では、ものに伝って歩く事が徐々にできるようになってきます。


この伝い歩きでお母さんの後ろを追いかけるといった反応も見られるようになります。


言語の発達は、『ママ』『パパ』など意味なく繰り返したり、『マンマ』とご飯をねだったりします。


他者との関わりも変化があり、バイバイをしたり、初めて見る人を意識したり、身振りをまねるなどが見られるようになります。



11ヶ月

移動はつたい歩きのままですが、支えなしで立つ事ができるようになります。手はバランスを取りつつも、足のみでバランスを取る事が可能になります。


手指の運動も、両手で積み木を持って打ち合わせたり、ビンの蓋を開けたり閉めたりして遊ぶなどの運動も見られます。


他者との関わりでは、物を持っている時に『ちょうだい』と催促すると渡す真似をします。(実際には物は手放さないようです)


言語も、発声を真似したりするようになるのがこの時期です。



12〜15ヶ月

12ヶ月はとても活発な時期で、基本的な運動能力は全て出てきている段階になります。


言語は、意味のある言葉を発声したり、名前を呼ぶと振り向くなどの変化が見られるようです。


立位はさらに成長が進み、よりバランス能力が必要となるしゃがみ姿勢が行えます。


また立ち上がる運動が支え無しに行えるようになり、立位でバランスを取るという事が高度にできるようになります。


立位でのバランスが発達していく事で、あえてバランスを崩させると足を一歩出して姿勢を保とうとします。この一歩が出る動きが獲得される事で歩行が可能になってきます。歩行はあえてバランスを崩してまた安定させるの繰り返しで成り立っている運動なのです。


この歩き始めですが、初めは両手を挙げた状態で行われます。純粋な足のバランスだけでなく手でのバランスも使って歩くためです。この手の上がりもバランスが向上するにつれて徐々に落ち着いていきます。


また足に関しても初めは横幅を大きめに取ることで安定を得ます。(ワイドベース)こちらも発達とともに徐々に落ち着き滑らかな歩行へと変わっていきます。



以上、歩行までの発達でした!


発達の時期に関しては個人差があり、早かったり、遅かったりというのはどうしても出てきます。そのことをわかって頂いた上で、参考にしていただけますと幸いです。


また、歩行の獲得がゴールではなく、人間歩き方は変わっていきます。成長を妨げないためや自分の体を守るためにも個々に合った靴選びというものに興味を持っていただけますと幸いです。



浜田

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